演出をさせて頂くようになって、1年とちょっと。書くのはエヌワイでもやってたけれど、それはキャバレーショーというジャンルで、劇場公演に書き下ろすのは、まだ1年しか経ってない。しかも、次で3本目。まだまだ若輩者です。
本業が俳優だからなのかどうかは分からないけれど、最近気がついた事があって、演出家はキャストにもスタッフにも属さないということ。つまり、常に、独り。孤独なのです。キャストもスタッフさんも周りには居て下さる。が、基本は一人なのです。作品に対して負う責任も一人。作品に関しての最終判断も一人。
どこにも属さないから、誰とも共有出来ない考えや想いがある。それを独りで抱える。これは、辛い。不安だよ。まぁどうなんだろうね、そのうち慣れるのかもしれないけれど、俳優とぜんっぜん違う。もうね、ぜんっぜん!!!!!
バランスなんだろうね。独りと皆と。
ひとつひとつは仕事だから、勉強しに行ってる訳じゃないことは十分に分かっているけれど。それでもいつも学ぶ事だらけなのだ。
そりゃそうだ。
まだ劇作だって演出だってひよっこじゃ。それは、仕事内容も、その居方も、まだまだまだまだ分からない事だらけ。
でもただただ、自分が信じる道を信じて、自分が創るものを信じて、自分の好き嫌いとセンスを信じて、地道に、ひたむきに、真摯に誠実に、創造活動をするだけなのだ。独りであろうと、皆といようと。
モノを創造する人は、いつだって孤独なのだ。それで、いいのだ。
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