YURIKO's INFO


☆Twitterはこちら:https://twitter.com/YURIKOHOSHINA

☆チームホッシーナ主宰
チームフェイスブック:https://www.facebook.com/teamhoshina
チームブログ:http://ameblo.jp/teamhoshina/
チームツイッター:https://twitter.com/teamhoshina
チームインスタ: https://instagram.com/teamhoshina/

2014年5月12日月曜日

真摯であるということ

週末は台本と観劇だったよ。
だだだ台本がぁーーーーー
迷走中なり…
やゔぁゔぁゔぁゔぁゔぁゔぁ……
どどどどうしよふ………
ふぅふぅふぅ。。。。。
ちょこちょことシーンや絵のイメージの点はあるのだけれど、
それらを繋ぐ線が今ひとつ思いつかない…
ぐぐぐぐぐ
困ったなぁぁぁぁ
はぁ。

土曜日は、教え子の大道朋奈ちゃんご出演のTHEガジラ年間WS公演「ロミオとジュリエット」を観劇。
主宰で作・演出の鐘下さん版のロミジュリでした。なかなか興味深かったです。
それよりも。朋奈の全力に感動したよ!教え子の活躍は本当に嬉しいものです。



その後、久々心友小川絵梨子に電話したら、丁度帰宅したところだからゴハン食べよう〜てことになり、2時半くらいまで喋り飲み語り笑い。。。
お互いの演劇観、演劇を通した生き方、人生、なにもかも、全て、もう全部全部をこんなに受け入れ理解し共有し考えも想いも一心同体の人は、世界にあなたしかいないと、お互いに言い合う私たちです。
お腹も心もたらふくになったよ。


そんな次の日。
小川絵梨子翻訳演出「THE LONESOME WEST」をチームの仲良し藤田みっちゃん光之君と観劇。


いやぁ。もう。あなた。素晴らしかったです。

まず。小川さんの翻訳が素晴らしい。上手!!!!!小田島雄志翻訳賞(だったかな?)を受賞済みの彼女なのだから当たり前なのだけれど。演出家としてもこれだけ才能のある彼女なのだから当たり前なのだけれど。
字面ではなく、劇作家マーティンマクドナーの意図や意味をしっかりと理解し解釈した上で、選び抜かれた言葉たち。プラス彼女のユーモアセンスと演劇値数。
私は彼女の手伝いで何度か一緒に翻訳作業をしているので、彼女がどのように翻訳しているか少しは知っていて、それはもう一語一句、丁寧に時間をかけて精査して選び抜く訳です。集中力と根気のある彼女の仕事っぷりは凄まじいです。

それから。演出。もちろん素晴らしかった。苦労した事もあると思うけれど、このキャストでの最高の作品を目指しているのがよぉく伝わって来た。
ほぼ身内なので手前味噌になりますが、勉強熱心で真面目で才能ある人なのです、小川絵梨子は。
あ、もちろん、ダメなとこもヤヴァイとこもいっぱいあるけど〜♪

キャストもスタッフも素晴らしかった。
堤さんは前回小川さんと共演した時よりもずっとずっと素敵だった!ずっと自由で伸びやかで魅力的で!!素敵だった!!
初めて拝見した瑛太くんは、想像以上に可愛くてビックリしたよ!しかも、とっても自然で自由な演技。そこに居る事が出来、そして惹き付けられる魅力的な俳優さん。
北村さんは、彼の素直で人の良い感じ(多分そういう方だと勝手に思ってる。)がしっかりと伝わってきて、その彼の迷いや戸惑いや不甲斐なさに胸揺さぶられた。
紅一点の木下さん。とても真っすぐで一生懸命で我武者羅で、その存在が切なくて、寄り添ってあげたくなった。

とにかく。
舞台から、翻訳演出の小川さんはもちろん、キャストからもスタッフからも、とにかく、作品全てから、とっても真摯に、台本に、作品に向き合っている姿勢が伝わって来て、品があって清潔感があって(内容は全然違うけれど)、非常に良質な作品でした。「真摯である」って当たり前のようで、簡単なようで、全く違う。私は、真摯に作品に向き合って、真摯に作品を創ることを非常に大事にしているし、それを私と作品創りをする人たちにも何度も何度も言っている。
作品全部が「真摯である」ことが出来るって奇跡に近い。だって、簡単ではないから。人はラクをしたいし、欲があるし、流され易い。自己顕示欲があり、自意識があり、自信過剰で、でも不安で恐がり。
でも。だからこそ。私はそこに立ち向かう。そして絶対に、自分が創る作品には絶対に、「真摯」でありたいと思う。

そして昨日のロンサムウェストの真摯さに、私は感動し、心震えたのでした。